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2023.10.1
Business
新しい技術やサービスを通じ地域社会やお客さまの生活が豊かであり続ける未来をつくる―J:COM―
日本最大のケーブルテレビ会社、JCOM株式会社(以下、J:COM)は、住友商事グループのメディア・デジタル事業分野の中核企業です。現在はケーブル・プラットフォーム事業を中心に、テレビ、インターネット、電話、モバイル、エネルギーなどの領域で事業を展開しています。また、事業開始当初より地域密着型のビジネスモデルを大切にし、地域に貢献するCSR活動にも注力しています。当社は、J:COMの事業を通して人々の「生活水準の向上」と「地域社会・経済の発展」を目指しており、それらの取り組みを紹介します。
この記事は2025年8月に公開された内容です
さまざまな分野で暮らしを支えるサービスを
住友商事グループの一員であり、住友商事のメディア・デジタル事業を牽引するJCOM株式会社(以下、J:COM)が設立されたのは1995年のことです。
それから約四半世紀、J:COMは総加入世帯数約573万世帯の「日本最大のケーブルテレビ会社」へと大きな成長を遂げています。
J:COMでは、ケーブルテレビ、映画・映像製作、専門チャンネルの運営などを通じ、良質なエンターテインメントを提供するだけでなく、インターネット、電話、モバイルなどの生活に欠かせない通信インフラや電力、保険など、さまざまな分野で暮らしをサポートする生活関連サービスも展開しています。
テレビのバリューチェーンの川上から川下まで
J:COM TVの加入世帯数は、2025年3月現在で376万世帯。これは、日本のケーブルテレビ多チャンネル契約世帯の約50パーセントに当たります。
主に札幌・仙台・関東・関西・九州エリアで計65局のケーブルテレビ局が各地域でサービスを提供しています。
視聴できるチャンネル数は約120。映画、ドラマ、スポーツ、アニメ、音楽、バラエティと、番組はあらゆるジャンルに及びます。近年ではインターネット動画に対する視聴ニーズの高まりを受け、インターネット動画サービスとの提携も推進しています。2025年6月より「J:COM TV」の新コースとして、60の専門チャンネルと動画配信サービス「J:COM STREAM」がセットになった「J:COM TV シン・スタンダードプラス」の提供を開始しました。既存プランとNetflixやディズニープラスのセットプランも展開しています。また、お使いのテレビに繋ぐだけで複数のインターネット動画サービスを視聴できるドングル型スマートストリーミングデバイス「J:COM LINK mini」など、さまざまなニーズに合わせたサービスも用意しています。
コンテンツを作り、チャンネルを運営し、番組を契約者のもとに届ける──。テレビのバリューチェーンを川上から川下まで幅広くカバーし、コンテンツ、メディア、インフラ全てのサービスを提供できることがJ:COMの強みです。
メディア・コンテンツ分野では、地域に根差したコミュニティチャンネルの制作を自ら手掛けるほか、CSエンターテインメントチャンネル「チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた」、ゴルフ専門チャンネル「ゴルフネットワーク」、スポーツ専門チャンネル「J SPORTS」の計3つの専門チャンネルを運営。2023年8月にはワーナー・ブラザース・ディスカバリーと日本での戦略的提携を拡大し、合弁会社のディスカバリージャパン株式会社を通じて「ムービープラス」「女性チャンネル♪LaLa TV」「ディスカバリーチャンネル」「アニマルプラネット」「カートゥーンネットワーク」「MONDO TV」「旅チャンネル」の計7つの専門チャンネルを運営しています。2025年6月には、J:COMがBS松竹東急株式会社を完全子会社化し、「BS松竹東急」は25年7月以降新たにチャンネル名を「JCOM:BS」として放送しています。
チャンネル運営に加え、アスミック・エースでは劇場映画やアニメの製作・配給から、海外へのライセンス販売など、映像を中心としたライツビジネスをグローバルに展開しています。音楽イベント等の企画・運営を行うANY、広告や企業PR用のデジタル動画制作会社PROOXを通じて事業領域も拡大し、質の高いサービスを幅広く届けるJ:COMならではのメディア・コンテンツ事業を目指しています。
快適なインターネットサービスの提供
動画視聴やオンラインゲーム普及等による高速・大容量通信のニーズに応えるために、下り1Gbps以上の高速インターネットサービスの提供や宅内のWi-Fi環境の改善など、より快適なインターネット環境の向上にも取り組んでいます。
2019年から「J:COM メッシュ Wi-Fi」をインターネットのオプションサービスとして提供開始。Wi-Fi使用時に接続が不安定になったり、速度が低下したりする等の問題をAIやトライバンドなどの高機能技術を用いて解決し、高速で安定したWi-Fi環境を実現しています。また、2022年からは次世代AI Wi-Fi標準搭載モデムの提供を開始、ポッドを追加することで宅内での接続範囲拡大(メッシュWi-Fi化)も可能です。
新たなサービス領域へのチャレンジ
J:COMの新サービスとしては、2020年11月から開始した保険事業(少額短期保険業)が挙げられます。2023年12月には第3号商品「家族のスマホ保険」の販売を開始し、スマホやタブレットの修理費用や、再取得費用を家族の使用端末も含めた充実の補償内容で対応しています。商品導入後は「家族のスマホ保険」が加入者数増を牽引し、ヒット商品となっています。
地域密着のDNAを受け継いでいく
ケーブルテレビはもともと地域密着型のメディアとしてスタートしました。J:COMも東京の練馬、杉並、府中、小金井の4地域から事業を始め、その地域密着のDNAは脈々と受け継がれています。
例えば営業活動においては、全国およそ2,500人の営業スタッフが各世帯を訪問し、それぞれのライフスタイルに合わせたサービスを提案しています。また、加入後には、2,300人以上のサポートスタッフがお客さまのアフターフォローに当たり、日々の困りごとを解決するなど、丁寧にサポートしています。
コミュニティチャンネルでは、各地域に寄り添った番組を制作することで、地域との繋がりを大切にしています。また、災害発生時には、被害状況や避難情報、自治体の会見などの災害関連情報のみならず、学校の休校や各種生活支援情報などをきめ細かく放送しています。サービスを利用する地域の人々と顔の見える関係を継続していくこと。それはJ:COMが何よりも大切にしている企業文化です。
より便利で快適な心躍る暮らしの実現へ
テレビ、インターネット、電話、モバイル、電力──。J:COMは、生活に必要とされるサービスのラインアップを取りそろえ、インターネットを中心とする総合的な生活インフラ事業者であり、そのビジョンは、お客さまの生活をあらゆる領域でサポートしていくことです。
さらに、お客さまと地域社会が、将来にわたって豊かであり続け、サステナブルであるために、2030年度までにカーボンニュートラルを達成する目標を掲げ、取り組んでいます。
J:COMでは、「暮らしのうれしい」と「地域のゆたかさ」を進化させ、一人ひとりのお客さまや地域社会とともに、より良い未来を拓いていきます。