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2023.10.1
Business
お客さまと共に豊かな「食」の未来を創る―住商フーズ―
この記事は2023年4月に公開された内容です
住商フーズについて
住商フーズは、安全・安心で高品質な商品を安定供給する「食」のプロフェッショナルです。開発輸入型の食品専門商社として、世界各国の食材・食品をお客さまに届けるために、世界各地における産地の選定、原料の調達、商品開発や生産・加工の管理、物流・国内流通までを一貫して手掛けています。
「安全・安心の徹底追求」「製造と販売の一体運営」「バリューチェーン上を繋ぐ強固な取組みスキームの構築」「グローバルネットワークの活用」という4つの強みを発揮し、消費者と生産者をインタラクティブに繋ぐことで、常に新しい「食」の提案を行い、お客さまと共に、豊かな「食」の未来をつくります。
住商フーズが取り扱う商品は、トルコやスペインの加工野菜、イタリアやチリの果汁、ペルーの水産品、アメリカの牛肉や豚肉、台湾の米など多岐にわたり、食品メーカーから量販店・外食・コンビニエンスストアまで、さまざまな顧客業態に幅広く販売しています。
多様な顧客ニーズへの対応を強化するため、需要変化にタイムリーに対応する冷蔵・冷凍食肉加工工場の「川崎塩浜プロセスセンター」を持ち、さらに、プレミアム油を中心に小ロット・多品種の精製・充填に強みを持つ植物油精製メーカーのサミット製油や、人参を中心とした野菜・果実の搾汁・濃縮ジュースの製造をするジュース・プロダクツ・ニュージーランドなど、製造・加工分野への進出によるバリューチェーン拡充を進めながら、さらなる付加価値ビジネスの創出に取り組んでいます。
極上の肉質と味を求めてたどり着いた「ハーブ四元豚」
「ハーブ四元豚」は、住商フーズが展開する高品質なブランド豚肉で、四元交配とハーブ飼料という2つの特長を掛け合わせた希少な豚肉です。
四元豚とは、異なる4種類の豚の品種を掛け合わせたもので、肉質の良さや脂の甘み、健康的な成育が期待できます。さらに「ハーブ四元豚」では、飼料に複数種のハーブ(オレガノやタイムなど)を加えることで、豚肉特有の臭みを抑え、よりジューシーで香り高い味わいに仕上げています。
特にこの豚肉の特徴として挙げられるのが、脂肪の質の高さときめ細かなサシ(霜降り)です。交配にはデュロック種が2度使用されており、これが脂の甘みと赤身の柔らかさを際立たせています。実際に行われた食味検査でも、従来の四元豚と比較して「食感が良い」「ジューシーさが際立つ」といった評価が得られています。
「ハーブ四元豚」は、米国の大手食肉メーカー・Clemens Food Groupと連携し、安定供給と品質管理の両立を目指しています。
また、価格帯も比較的手に取りやすく、国産の高級銘柄豚と比べてコストパフォーマンスに優れている点も支持される理由の一つです。
「ハーブ四元豚」は、味・品質・安全性の3点を高水準でバランスさせた、プロ仕様にも応えるプレミアムポークといえます。
需要拡大が見込まれるトルコ産鶏肉
価格が安くヘルシーな鶏肉は、近年の健康志向を背景に、2012年以降、日本国内の食肉としては最も消費されています。需要の高まりとともに、新たな輸入元が望まれていた中、政府は17年9月末にトルコからの鶏肉の輸入を解禁。この流れをいち早く察知し、サプライヤーの選定を進めていた住商フーズは、日本で初めてトルコからの鶏肉輸入を実現しました。
トルコのパートナー企業であるハスタブックは、ひなの孵化から加熱加工まで一貫生産を行っており、親鳥の供給ではトルコ最大手。衛生的な最新工場によって高品質な鶏肉を供給できる点が強みです。住商フーズはハスタブックと共に安定的な供給網を築き、月間500トン、年間6,000トンの国内向けの供給を目指しています。
イスラム圏向けの輸出を手掛けてきた同社が供給する鶏肉は、ハラル認証(※)工場で生産されています。
※ハラル認証:イスラム教の戒律に沿い、ハラル(許されている)食品であることを保証する認証
渡り鳥が休息する森を守るバードフレンドリー®コーヒー
住商フーズは、事業を通じた社会課題の解決に貢献し、世界中の人々が健康で安心して暮らせる「持続可能な社会の実現」を目指します。
当社の事業活動は原材料をはじめとした豊かな自然の恵みの下に成り立っています。私たちは事業活動が地球環境に与える影響を十分に配慮し、社会・経済の発展と地球環境の保全が両立した「持続可能な発展」の実現に挑戦し続けます。
「バードフレンドリー®コーヒー」とは、熱帯の森林を利用したシェードグロウン(木陰栽培)かつ有機栽培で生産されたコーヒーをプレミアム価格で買い取ることで、生産農家を支えながら森林伐採も防止し、そこで休む渡り鳥を守る認証プログラムです。ここから生まれた収益は、このプログラムを創設したスミソニアン渡り鳥センターの研究調査資金として、世界中の渡り鳥保護・生態系保護のために利用されています。
これからの未来を担う「生産法人」「単位農協」とタッグ
住商グループの米ビジネスの発展形として、今では、環境保全の観点にも目を向け、新しい農法に取り組む「生産法人」「単位農協」との直接取引の実績を増やしています。これからの農業の未来を支える人々に貢献しながら、よりおいしく持続可能なお米を届けることを目指して、新たな取り組みにも積極的に挑戦しています。
菌根菌やビール酵母等を活用した節水型乾田直播の栽培方法は、水を貯めないためメタンが大幅に抑制できる環境にも優しい新栽培方法です。
また、育苗・田植え・水管理作業を大幅に削減できるため営農面積の拡大が可能です。