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2024.5.20

Business

サミットが日本のスーパーマーケットを楽しくする

住友商事のグループ会社にフォーカスする本企画。今回は、首都圏で124店舗を展開するスーパーマーケット「サミット」です。1963年の設
立以来、60年以上にわたって事業を続けてこられたのは、経営理念に掲げた「嘘のない仕事」と、「サミットが日本のスーパーマーケット
を楽しくする」という事業ビジョンを持つサミットの企業姿勢が多くのお客さまをはじめ、地域の人々や取引先、さらには社員にも支持さ
れてきたからに他なりません。
他のスーパーとは一味違う、サミットならではのこだわりに迫りました!

  • リテイルSBU
    リテイルデータマーケティングユニット

    土橋 雄一郎

    2011年住友商事入社。入社以来一貫して小売事業に携わり、ドラッグストアの主管業務、および台湾でのドラッグストア事業運営を経て、20年からサミットに携わる。うち1年間はサミットに出向し、店舗業務と経営企画業務を経験。現在は住友商事本社に籍を置き国内スーパーマーケット事業の主管業務と新規案件検討を主に担当。お薦めのサミットの商品は「『10回振って食べる!』サラダシリーズ」。

  • リテイルSBU
    国内リテイルユニット

    藤本 宙大

    2015年住友商事入社。欧米州やアジア地域における青果事業の担当を経て23年5月よりサミットでDXを推進。過去には2年間サミットでの青果バイヤーも担当。サミットが多くの人々に「地域のあたりまえ」な存在であってほしいと日々奮闘。好きなサミットの商品は、青果バイヤーが開発した「すだち香る!5種のお出汁きのことれんこん」(お弁当・お惣菜大賞2023最優秀賞受賞)。

サミット
サミットロゴ サミット株式会社

事業内容:食品スーパー及びその他生活関連商品の小売チェーン
設立: 1963年7月29日
売上高:333,987百万円(2024年3月末現在)
店舗数:124(2024年3月末現在)
従業員数:約18,000人(2023年12月末現在)

Keyword1
買い物を楽しくするユニークな発想

土橋 雄一郎

お客様が安心して、そしてワクワクしながら買い物を楽しんでいただくために何ができるか。社員一人ひとりが自分で考えて行動することで、他の食品スーパーにはないユニークな取り組みを実現しています。

例えば売場には、品出しなどの作業は一切行わず、お客様とのコミュニケーションに特化した案内係を配置。食品スーパーでは珍しい取組みで、商品や売場に関する問い合わせに留まらず、日常の何気ない会話の相手まで、まさにお客様の心に寄り添った接客をしています。
また、常時いろいろな試食商品を集めた「おためし下さい」コーナーでは、メーカーからの派遣販売員による試食とは異なり、サミットとして本当にお薦めの商品を実食体験できます。もちろん試食したからといって、商品を買わなければいけないということはありません。
テレビ番組に着想を得た「はじめてのおかいもの」は、小さいお子様が一人での買い物に挑戦するするドキドキ体験イベントです。商品を探し、レジでお金を払い、袋詰めまでできたら認定証をプレゼント。「頑張る子どもの姿に感動です」「一生懸命に商品を探す姿にこちらまで笑顔になりました」。お子様やご家族はもちろん、周囲のお客様や社員まで元気になれる企画です。
その他、昨年も実施された人気企画「サミットカップ」では、食品・飲料メーカー各社が自社商品を使ったオリジナルメニュー、レシピを考案。来店したお客様の投票で優勝を決めるイベントです。各社の社長もチラシや店頭ポスターに登場いただき、その真剣さに、お客様も取引先も売場も盛り上がります。

活動のベースにあるのが、400年にわたって脈々と受け継がれてきた「住友の事業精神」にも通じるサミットの経営理念「嘘のない仕事」です。お客様にはごまかしのない正直な商売を、取引先には共存共栄の商いを、社員には公正で安心してチャレンジできる職場環境を実現しているからこそ、こうした取組みをブレることなく推進することができるのです。画一的なオペレーションが求められるチェーンストアビジネスで、現場の社員から新しいアイデアが次々と出てくるのがサミットの強みでもあります。

Keyword2
生きる糧(かて)を分かち合うお店

土橋 雄一郎

「生きる糧」とは、食料など商品に止まらず、「精神や生活の活力の源泉」の意味まで含んだ言葉です。モノを売るだけではなく、お客様の生活の変化に寄り添い、社会課題にまで対応することで、地域のお客様の心の支え、パワーの源になれるようなお店を追求しています。直接的な利益につながらなくても、「生きる糧を分かち合うお店」というサミットの使命にひも付くものであれば、自信を持って進めています。

例えば、SDGsと関連して「GO GREENチャレンジ宣言」を掲げ、サミットとして取り組むべき5つの重点テーマについて、社員だけでなくお客様や取引先、地域社会まで、関わる全ての人と一緒に取り組んでいます。
具体的な施策の一例が、食品ロス削減のための「もぐもぐチャレンジ」です。賞味期限・消費期限が迫った商品に「もぐにぃ」シールを貼り、シール10枚を集めると途上国への寄付やガチャガチャの景品に換えることができます。お客様と一緒に、楽しみながら食品ロスゼロの未来を目指す挑戦です。2019年12月からの店舗で回収した累計のシール枚数は1,700万食分以上に上ります。

また、国分グループ本社・住友商事グループのドラッグストア「トモズ」との共同施策と して、一部店舗に併設した「健康コミュニティコーナー(けんコミ)」では、血圧や骨健康、肌年齢などを測定できる健康測定器を設置し、トモズの管理栄養士が健康に関するアドバイスを行います。「食と健康」で地域のお客様に寄り添います。オープン月には行列ができるほどの人気で年配のお客様はもちろん、お子様連れのファミリーにも利用いただいています。

Keyword3
社員を大事にするためのDX

藤本 宙大

サミットは、社員一人一人が生き生きと働くことのできる環境づくりにも注力しています。サミットでは、計画した売上に必要な作業量に対して、スキルに応じた人員を配置する独自の手法を長年磨いてきましたが、2023年4月には、人員稼働計画の作成を自動化し、これまで各部門のチーフが行ってきた作業をAIで代替できるようにしました。また、各店舗で店長などが行ってきた売上・来店客数予測計画の作成についても、AIを活用することで事務作業の負担を削減し、店舗社員がこれまで以上にお客様との接点に力を注げるようサポートしています。
現場の頑張りだけに依存しない仕組みづくりによる、最適化された無理のないオペレーションが、お客様に買物を楽しんでいただけるお店づくりを下支えしています。今後も、お客様の体験価値向上や社員の働きやすさを目的としたDXを次々と推進していきたいです。

サミットは、店舗からの発想でお客様のためになることならどんどん取り組んでいくスーパーマーケット。店舗に足を運んでいただければ、きっとサミットならではの楽しさを体験いただけます。 また、お薦めばかりの商品の中でも、総菜の味は特筆モノ。青果や精肉、鮮魚といった生鮮の各部門が互いに協力し、自慢の素材を持ち寄るから実現できた、おいしい総菜をご堪能ください。

これからも、「サミットだから利用したい」と思っていただける、地域にとってなくてはならない存在として、日本のスーパーマーケットをもっと楽しくしていきたいと思います。どうぞご期待ください!

今のサミットを象徴する新店
「ららテラス HARUMI FLAG店」オープン!

2024年3月1日、「ららテラス HARUMI FLAG店」(東京都中央区)が新規オープンしました。東京 2020 オリンピック・パラリンピック選手村の跡地「HARUMI FLAG」の中心商業施設「ららテラス HARUMI FLAG」への出店です。「新しい街、新しい生活を、新しいサミットとともに!」をキーワードに、共働き世帯や若いファミリーに向けて、健康・自然志向の商品や大容量商品、冷凍食品、簡便・半調理品を豊富に取り揃えています。また、生鮮売場では、鮮度の良い素材の販売や店内製造されたサミット自慢の総菜やデザート、サンドイッチなども充実しています。
お客様の食生活を支えるだけに留まらず、地域コミュニティの結びつきを促進する役割も担うことで、地域の皆様と協力し、新しい街を一緒に築いていきます。

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