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2023.10.2
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子育て中のアスリートを応援!女子プロゴルフツアー会場に託児所を開設
住友商事は、一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(以下「JLPGA」)と、試合中に選手およびJLPGA会員等のお子様を預かる託児所を共同で開設しています。今回は取り組み内容と利用した選手のみなさんの声をお伝えします。
この記事は2023年9月に公開された内容です
子育て中の選手が活躍できる環境づくりを
住友商事はDiversity, Equity & Inclusionを掲げ、多様な人材の活躍を推進しています。子育て中のママさん選手を含め、全てのアスリートが活躍できる環境作りを目指すJLPGAの思いに賛同し、今回の託児所共同開設に至りました。
5月4日から7日まで開催された「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で初めて設置され、2023年はJLPGAツアーおよびJLPGAステップ・アップ・ツアーのうち、数大会で設置する予定です。
託児所を利用した選手の声
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップで託児所を利用した若林舞衣子 選手に感想を伺いました。
若林舞衣子 選手
今回の取り組みについてどう感じましたか。
子どもが4歳になり、コースの中をついて回るようになってきたので、託児所の利用は最初不安がありました。昨年は数試合、保護者と一緒に待機できる場所を提供していただいたのですが、やはりきちんと見てくださる保育士の方がいるといないとでは全然違います。今回のように託児所という完璧な形で用意していただいたことで、私も安心してプレーできました。また、これから子どもを産むことを考えている若い選手も、安心して出産後のセカンドキャリアを描くことができますし、復帰する意欲も湧くと思うのでとてもいい取り組みだと思います。
普段はお子さんを保育園に預けているのでしょうか。
そうですね。家族にサポートしてもらうことも多く、家族に息抜きができる時間を作ってあげたいと思っていたので、コースに頼れる託児所があってとても助かりました。
今日のお子さんの様子はいかがでしたか。
子どもにとって初めてお会いする保育士さんだったのでどうかなと思っていましたが、本人が楽しんでいてよかったです。まだ帰りたくなさそうな感じですし(笑)。また普段とは違うお友達と一緒に遊べるのも良い経験になると思います。
7月には本取り組みで初めて、ステップ・アップ・ツアー(※1)にも託児所を設置し、一ノ瀬優希 選手、高島早百合 選手、佐藤靖子 選手が利用しました。
※1 ステップ・アップ・ツアー : JLPGAツアーに出場資格を持たない選手および新人を対象に、試合経験を積ませることによる育成・レベルアップを目的とし、1991年から始まったツアー。
一ノ瀬優希 選手
この取り組みについてどう思いますか?
ステップ・アップ・ツアーにも子どもがいる選手が多いので、設置していただいて嬉しいです。私自身、子どもを預けられなくて試合に出られなかったことがあったので、すぐに全試合とまでは難しいと思うけど、徐々にこのように設置いただける試合が増えていくと、すごく助かります。ステップ・アップ・ツアーには出られるレベルにいるけど、子どもを預けられずに悩んでいる選手もいると思うので、これからも続いてくれると本当に嬉しいです。
これからの目標を教えてください。
私は子どもを生んでママになったこととは関係なく、出場した試合はこれからも優勝を目指して頑張っていきます。
高島早百合 選手
託児所を使ってみてどうでしたか?
息子は1歳と2ヶ月で、託児所を利用したことがなく、今回初めて家族以外に預かってもらいました。もっと泣くかなと思ったけど、はじめだけぐずって、あとは一瞬で泣き止んだので、すごく助かりました。 試合会場から離れた保育所とかに預けてくるとちょっと心配ですが、会場にあると、インターバルに少し様子を見れたりするので、安心して預けることができました。
今後、トーナメント会場等に託児所が増えることで、子育ての状況やご自身の競技に対する向き合い方はどのように変わりそうですか?
協会が託児所の導入を進めていることで、私自身も競技との向き合い方や、子どもとの関係性についてもっと真剣に考える機会が増えていくと思います。託児所があるおかげで時間の調整もしやすくなり、より一層真剣に取り組むことができるイメージがあります。再び試合に出ることを目指して頑張りたいです。
佐藤靖子 選手
託児所があることでお子さんにも影響がありそうでしょうか?
ママの仕事について、会場に来れば雰囲気がわかりますし、たくさんのプロにも会えて子どもも嬉しいと思います。9歳になり普段、成績表を見て名前とかも結構覚えてきているので、いろんな選手と会えて、いい勉強にもなるし、刺激があるのかなと思います。私も、子どもがそばにいることで、それだけでも心強い応援になります。やっぱり子どものためにと思えますし、昨日の予選も、最終日に連れてきたいという思いがあったので頑張れました。
子育て支援の取り組みについて、どのようなことを期待していますか?
会場に来ると、そこはもう集中したいからと、連れてきたくない人もいると思います。人それぞれの気持ちがあるので、選手たちが会場に連れてくるかどうかは個人の選択です。でも、いろんな気持ちの選手がいる中で、我慢しないでもいいような環境づくりができたら、とてもありがたいと思います。そういう意味では、本当はQT(※2)からやってもらえると、ありがたいのかなと思います。最初のスタートラインとして、QTに託児所があったら、もっとみんな集中できる部分があるのかなと。でも、試合に出れるようになったけど、結局ステップで預ける環境がないと意味がないので、その辺がつながって、出場できた後も、ステップを通して預ける環境が整っていくことが重要だと思います。
※2 QT(クォリファイングトーナメント): 翌年度のJLPGAツアーおよびJLPGAステップ・アップ・ツアーの出場資格を決定するためのトーナメント。 JLPGAツアーにおける第1回目のリランキングまでは、クォリファイングトーナメントの順位により出場資格が決定。
住友商事は、本プロジェクトへの協賛を通じて、
子育て中の方々がベストパフォーマンスを発揮できる環境作りをサポートし、
女子プロゴルフ競技の振興とスポーツ全体の発展に貢献していきます。
また、住友商事グループが大切にしている価値観や
企業姿勢などを協賛を通じて伝えていきたいと考えています。